聴かなきゃ、そん?(アルケミスタ・メルマガから)

21日(水)のThe Gents大阪公演は、満場のお客様の興奮のうちに終了しました。会場は、大阪市中央公会堂。やっぱり、このグループ、イケテマス。

プログラムは、すみだトリフォニーホール公演のプログラムの中から、R.シュトラウスをデュルフレ、プーランクにしたプログラムでした。

まず、1曲目のシューベルトからグループの並々ならぬ実力が伺われました。会場の中央公会堂は、美しい明治建築の洋館。近年改修されて音楽イベントにもつかわれるようになりました。http://www.nakanoshima-style.com/culture/culture2.htm 美しい内装にお客さんは感嘆していましたが、響きは比較的デッドでアカペラには不利な音響でちょっと心配していたのですが、まったくの杞憂。バランス、イントネーションが素晴らしく、ホールが実際より響いている感じがするほどでした。

続くレントヘン(オランダ人なので“ヘン”でした。プログラム、間違ってます!)では、時にR.シュトラウスかな?と思うほど妖しい後期ロマンの情緒薫る作品を、十分に濃厚に、しかし若手グループらしく鮮やかに歌い上げ、ほ~っとため息。

イギリス民謡(ヴォーン・ウィリアムス編曲)は本番をお楽しみに。

続いては最近リリースされた「永遠の光」からデュルフレとプーランク。
オランダで発売記念公演をこなしてきたこともあるでしょうが、作品を物している!という自信がにじみ出る名演。カテドラルでどんなに美しく響くか、想像しただけでゾクゾクします。

後半は武満、イギリス民謡のスタンダード、そしてビートルズ・ナンバー、かつての名カウンターテナー、ダイクストラが時々売りかえって美しいバスを披露、フレージング自在の歌に、彼の音楽家としての“格”の高さを感じます。詳しくは書きませんが、彼は時々「ボケ」もカマシ、場内を盛り上げてました。

会場のスタンディング・オヴェイションに迎えられて、アンコールはなんと八代亜紀の「舟唄」!実は19日「愛・地球博」で八代亜紀本人とファドのクリスティーナ・ブランコと「水・港」をテーマしたイベントと共演していたのです。日本、オランダ、ポルトガルは港つながりですからね。演奏と編曲は、静かに聴ければ、情緒豊かな素晴らしいものだったのでしょうが、お客さんは思わぬアンコールに大喜び、途中伴奏部分をスキャットで歌うたうとちょっとも笑いも。いや、笑いたくなるほど面白いんですけどね。

最後はスピリチュアルで、ダイクストラが「ニューイヤーコンサート」ばりにお客も指揮して、盛り上がりました。

休憩中、公演後はメンバーが会場をうろうろ、即席サイン会になりました。特に終演後の盛り上がりは凄まじかった。

いや~、楽しい公演だったと思います。自分でつけた「コピー」ですが、まさに「極上のエンタテイメント」でした!
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by thegentsclub | 2005-04-21 23:16 | 来日コンサート情報
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